近年よく耳にするようになった暗号通貨。皆さんは暗号通貨を使っていますか。暗号通貨と聞いたことはあっても、実際に日常生活で使用している人はまだまだ少ないのが現状です。暗号通貨に対して「よく分からない、危ない、怖い」という印象が強い日本人には、暗号通貨は受け入れられるのでしょうか。そして、暗号通貨を使うことによるメリットはあるのでしょうか。この記事では、暗号通貨の現状や日本における将来性を検証します。
暗号通貨とは?
そもそも暗号通貨とはどのようなものを指すのでしょうか。日本銀行によると、暗号通貨とは「オンライン上でやり取りできる財産的価値」のことを言い、支払い等に利用できる、日本円や米ドルなどの法定通貨と相互交換できる、且つ、プリペイドカードなど法定通貨建ての資産ではない資産を指します。代表的な暗号通貨はビットコインやイーサリアム、リップルなどがあります。中でもビットコインは最も有名なので、聞いたことがある方も多いはずです。
日本は暗号通貨先進国?
そんな暗号通貨ですが、なんと日本は暗号通貨に関して進んでいる国なのです。他国では暗号通貨の取引を禁止している国も多い中、日本は禁止することなく、法整備を進めて管理する方針で動いています。暗号通貨取引による顧客情報の悪用や、誇張広告や虚偽表示による投機助長を防止するために、暗号通貨は2017年に金融商品取引法の規制対象に指定されました。このように、日本では暗号通貨を国がしっかり管理し、安心で安全な運用ができるよう環境づくりが進められています。
暗号通貨を取り入れるメリット
日本国内を見渡してみると、暗号通貨の普及が意外にも進んでいることが分かります。特にビットコインは、私たちの暮らしの中でも使える機会が多いです。最近日本でも人気が増しているビットコイン オンカジなどは入出金に暗号通貨対応しているサービスが増えています。
DMM.comのオンラインショッピングや動画配信、オンラインゲームをはじめ、メガネスーパー、ビックカメラ、ソフマップなどの全国規模の販売店、さらに各地域の飲食店やマッサージ店、ダンス教室から歯科医院まで、日々の生活に密着した店舗で暗号通貨が使えるようになっているのです。また、オンラインカジノでもビットコインだけでなく多様な暗号通貨が使えるサイトが増えており、入出金の手数料がお得になったり、ボーナスがもらえたりと、暗号通貨の活躍の場は日に日に拡大していっています。
暗号通貨に優しい日本の銀行
そんな暗号通貨ですが、実際に使用するとなるとどのように入手すれば良いのでしょうか。ここでは、暗号通貨を扱っている日本国内の銀行をご紹介いたします。
①三菱UFJ銀行
言わずと知れた銀行最大手のひとつです。三菱UFJ銀行と暗号通貨はなんとなく意外な印象を持たれる方も多いと思いますが、暗号通貨のひとつである「コインベース」と決済パートナーシップを提携しました。三菱UFJ銀行に口座を持つユーザーは、インターネットバンキングを通じて法定通貨をコインベースの口座に簡単に入金できるようになっています。保守的であることでも知られる最大手銀行が暗号通貨と直接の接点を持ったことは、業界全体に大きな刺激となりました。
②三井住友銀行
こちらも誰もが知る最大手銀行のひとつです。三井住友銀行は、暗号資産のひとつである「ビットバンク」と提携し、暗号資産の信託業務を専門とする新会社を設立しました。機関投資家や事業会社が暗号資産と提携するケースは日本ではほぼ見られませんでしたが、大手金融機関の業務知見とビットバンクの暗号資産のノウハウを融合したサービスを展開します。
③ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行が暗号通貨のGMOコインと業務提携することが発表されました。これにより、ゆうちょ銀行からGMOコインへの即時入金が可能となり、安心して暗号通貨の取引ができるようになっています。インターネットバンキングによる入金手数料は無料で、暗号通貨をすぐに取引したいときに便利です。
暗号通貨でもっと便利な毎日を
暗号通貨はオンライン上のものだと思っている人にとって、今回の記事は少し驚きの内容だったのではないでしょうか。買い物に行くお店で使えるのは便利ですし、最大手銀行が業務提携している暗号通貨は安心です。ぜひ一度、暗号通貨の使用を検討してみてください。
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