※この記事は、「マコなりの社長室」の「アドラー心理学【嫌われる勇気】を読むだけじゃ意味ない」を参考にしております。
「嫌われる勇気」といえば、本当に今では有名な著書です。
「嫌われる勇気」の内容は物語で進んでいくのでとても分かりやすく、納得のいく素晴らしい本です。
ただ、アドラー心理学はあくまで思想です。
共感はできるし、理解はできるが究極的で実現が難しいです。
では、どうすれば承認欲求に縛られなく生きていけるのかを記事にしています。
アドラー心理学では明確に承認欲求を否定
幸せに生きるためには、「誰かの期待に応えるために生きてはダメ」ということです。
誰かの期待に応えるために仕事をするのではなく、他者貢献することにより、幸せを感じましょうということです。
ここで、「課題の分離」が出てきます。
これは、自分の課題と相手の課題を明確にし、分離するという考え方です。
例えば、いつも怖い上司の機嫌を取るためにやらなくてもいいことをやってしまう部下なんかは特にそうですね。
上司が部下に対しイライラするのは、その上司の課題であり、部下とは本来無関係なのです。
部下としては、「人は人、自分は自分」と考えて「やるべきことをしっかりやる」ことに尽きます。
自分の人生は、自分でどう動くか・そう考えるかでしかよくなりません。
課題の分離ができていない人は、他人の顔色ばかり気にしてしまい、やる必要のないことまでやるようになってしまいます。
しかし、課題の分離は非常に難しいです。
課題の分離が難しいとされる理由その1 【人に嫌われたら死んでしまうかも】
というのも、もともと大昔人間は群れで常に行動していました。
その群れから嫌われてしまうと、食料が確保できなかったり、安全が確保できない場所で住まなければならなくなってしまう可能性があったのです。
その名残で、今も人間が基本的に嫌われることを非常に恐れます。
人に嫌われる=命の危機
と、捉えてしまうのが、人間の脳の仕組みです。
しかしどうでしょう。今、人に嫌われたところで死にませんし、新しい人間関係は自分次第でどれだけでも作れます。
そして、「人間はこの承認欲求を今の現代では持つべきでない」と明確に否定しています。
この考え方は、まさに理想的です。しかし、これは人の本能によってする込まれているので、これを感じないようにするっていうのが難し過ぎるのです。
例えば、高さ100メートルのところからバンジージャンプしてって言われて、死ぬ確率はほぼないですが、スッと飛べと言われても無理ですよね。
「そりゃそうですよ」と思うかもしれませんが、承認欲求を感じないようにするとは同じようなものです。人間が死なないように危機感を感じるように本能的にしているのですから。
課題の分離が難しいとされる理由その2 【親の教育によって形成されるものである】
課題の分離ができない人とできる人はもちろん2者ともいます。
課題の分離ができない人は、何か人間関係等で嫌なことがあった場合、そのことが頭の中を支配し、前向きに物事を考えにくくなります。
なぜ依存気質が高くなるかというと、幼少期から10代の親の教育が関わってきます。
親の過干渉により、「自信が持てない」「まじめすぎる」「自発的に行動できない」といった問題が出てきます。
課題の分離をしやすくする具体的な方法
これ、結論からお伝えすると、「依存先を増やす」ということです。
1つのところへの依存度が高いと、そこだけの関係性を非常に気にしてしまいます。
「ここじゃないと生きていけない」「これがダメになったらやっていけない」と思っていると、自分で考えることを放棄してしまいます。
自分がもし、評価を得るためだけに仕事をしていたら危険です。評価だけのために仕事をするようになり、お客様のことは考えなくなりやすいのです。
1つのことだけに集中しすぎないように、他の依存先を増やしましょう。
↓具体的に言うと、2つあります。
- できるだけ人と関わることが多い趣味を見つけましょう。(スポーツなど)
- 1つの場所に依存しないために、副業を始める。
まとめ
承認欲求に捕らわれないようにするためには、「課題の分離」が必要。
しかし、課題の分離は人間の本能に抗うことになるので、非常に難しい。
課題の分離をしやすくするためには、「他の依存先を増やす」ことが大切。
↓今回マコなり社長の動画で紹介している本、「嫌われる勇気」です。